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シェアリングエコノミーによるライフスタイルの変化が世界中で進むなか、「シェアリングシティ」にも世界各国が注目してます。なかでも、「ソウル」と「アムステルダム」は、世界的に有名なシェアリングシティとして挙げられる代表都市。両都市のシェア文化市民の生活をここでは紹介します。

韓国「ソウル」

韓国「ソウル」

「ソウル」は、政府主導型のシェアリングシティであり、政府が積極的にインフラ整備や、スタートアップ企業への出資を行っています。

もともとソウルは、交通渋滞、環境問題、社会保障など様々な都市問題を抱えていました。これらの対策として行政が主導となり、シェアリングエコノミーの促進を掲げました。市内527ヶ所、972台のカーシェアリングサービスを導入し、「移動のシェア」をはじめ、服や本、道具などの「モノのシェア」、古民家をシェアハウスとして利用する「空間のシェア」、料理や芸術など「スキルのシェア」といった様々な分野で展開されています。

また、「公共資産」の活用も積極的に進めており、業務時間外や休業日における公共庁舎の会議室・講堂、駐車場を開放。公共Wi-Fiを設置したり、市に関するデータをオープンデータ化するなど着実にシェアリングエコノミーが街に根付いているのです。

オランダ「アムステルダム」

オランダ「アムステルダム」

アムステルダムでは、様々な機関・企業・団体から集まった“アンバサダー”が相互に連携し、シェア文化を促進させてきました。アンバサダーの協力もあり、革新的なシェアリングエコノミーが続々と誕生。学校やコミュニティセンター、企業家や研究者を支援する研究所が創設されています。

世界で初めて民泊サービス「Airbnb」に適用する規制を作った都市でもあり、ホテルなどの既存産業に配慮した規制を作ることで、軋轢を生むことなく、シェアリングエコノミーのサービスを市民に浸透させることに成功したという点で、世界から高い評価を受けています。

政府主導型のソウルとは異なり、「share NL」という非政府機関が、オランダのシェアリングエコノミーに関する情報を紹介したり、大企業や政府機関、EUなどのヨーロッパ機構とも連携する形で、シェアリングビジネスを生み出しているのも大きな特徴です。